
目次
抹茶用の石臼を調整して試験挽きを行います。
サンプルの実の大きさと硬さから、必要な抹茶石臼の調整箇所は大体分かります。
一応確認のために調整なしの抹茶石臼で挽いてみます。

まったく材料が石臼の内部に入りません

下臼の材料が入る部分の溝を材料の直径の半分程度の深さに調整します

丸の材料を挽いてみます

白い薄皮のような物が挽けずに出てきてしまいます。粉の状態はザラザラしていますが
少し油分が有るようなので、これが限界と思います。

続いて割って中身を取り除いた実を挽きます

こちらも白い皮が残ります、粉の状態はザラザラで同じです。
ただしこちらは半割れの状態の材料なので

一度に多く入れると穴の中で材料が組み合ってしまい、棒でつつかないと落ちなくなってしまいます。
試験挽きをした感想ですが
1)白い薄皮が残りますので、粉ふるいに掛ける必要があります
2)少し油分があるので抹茶のようにサラサラの微粒には挽けません
3)普通は粉ふるいに掛けたあとで、2度挽きすると微粒子になるのですが油分がある ので臼の内部に張り付いてしまいます。
4)抹茶石臼と同じで粉は微量しか出て来ませんから、挽く時間は長いです